美咲はソファに座り、スマホを握りしめた。画面には女性用風俗店のサイトが映し出されている。『至高の癒しと快楽をあなたに…』。派手なキャッチコピーが目に入るたび、心臓がドクンと高鳴る。夫とのセックスレスは3年目に突入し、彼女の心と体は渇ききっていた。35歳の美咲は、鏡に映る自分の姿にため息をつくことが増えた。整った顔立ち、しなやかな曲線を描く身体。それなのに、夫の目は彼女をすり抜け、冷たく遠いどこかを見つめている。
「愛されたい…」美咲は小さくつぶやいた。寂しさは胸を締め付け、体の奥で疼く欲求は無視できないほどに膨らんでいた。夫の無関心に耐えきれず、彼女は意を決して予約ボタンを押した。初めての女性用風俗。背徳感と期待が交錯し、彼女の体はすでに熱を帯びていた。
運命の出会い

ホテルの部屋のドアをノックする音が響いた。美咲の心臓は破裂しそうなほど高鳴る。深呼吸を繰り返し、震える手でドアを開けると、そこには爽やかな笑顔の若い男性が立っていた。名前は悠斗。24歳、プロフィール写真よりもずっと魅力的なセラピストだ。短く整った黒髪、すらりとした長身、柔らかな笑みを浮かべる瞳。美咲より10歳以上年下なのに、どこか余裕のある雰囲気が彼女を圧倒した。
「美咲さん、はじめまして。悠斗です。今日はよろしくお願いしますね」彼の声は低く、落ち着いていて、まるで恋人のように優しかった。美咲は頬が熱くなるのを感じ、うつむきながら「は、はい…よろしく」と小さな声で答えた。部屋の中に入ると、悠斗は自然な仕草で彼女の手を取り、ソファにエスコートした。その指先の温もりに、美咲の体はビクンと反応してしまう。
「緊張してます?」悠斗が微笑みながら尋ねると、美咲はこくりと頷いた。「大丈夫、僕に任せてください。美咲さんが気持ちよくなれるように、たっぷり時間を使いますから」その言葉に、彼女の心は揺さぶられた。夫にはもう何年も向けられていない、優しくも力強い眼差し。彼女は自分の体が求めるままに、悠斗に身を委ねることを決めた。
触れ合いの始まり
悠斗は美咲をベッドに導き、そっと肩に手を置いた。「まず、リラックスしてもらいますね」と囁きながら、彼の指はゆっくりと彼女の首筋を撫でた。まるで羽のように軽いタッチなのに、電流が走ったように美咲の体が震えた。「んっ…」思わず漏れた声に、彼女は恥ずかしさで顔を赤らめた。悠斗はそんな彼女を見て、優しく微笑んだ。「可愛い声ですね。もっと聞かせてください」
彼の手はゆっくりと彼女の肩から腕へ、腰へと滑り、服の上から柔らかく撫でていく。美咲の心は罪悪感と期待の間で揺れ動いた。夫以外の男性に触れられるなんて…。でも、悠斗の指先が触れるたびに、彼女の体は正直に反応し、熱を帯びていく。「美咲さん、すごく綺麗ですよ」悠斗の囁きは甘く、彼女の心を溶かした。夫にこんな言葉をかけられたのは、いつが最後だっただろう?
悠斗は彼女のブラウスをゆっくりと脱がせ、白いレースのブラジャーが露わになった。美咲の胸は、緊張と興奮で上下している。「恥ずかしい…」彼女は小さな声でつぶやいたが、悠斗は「そんなことない。すごく魅力的です」と答え、優しくブラのホックを外した。あらわになった乳房に、彼の視線が注がれる。美咲は羞恥で目を閉じたが、同時に、久しぶりに女性として見られる喜びが心を満たした。
快楽の波
悠斗の指が美咲の乳首に触れた瞬間、彼女の体はビクンと跳ねた。「あっ…!」鋭い快感が全身を駆け巡り、彼女は思わず声を上げた。悠斗は焦らすように、ゆっくりと乳首を指先で円を描くように撫でた。「敏感ですね。気持ちいい?」彼の声は甘く、彼女をさらに深い快楽へと誘う。美咲は頷くことしかできず、体の奥から湧き上がる熱に身を任せた。
彼の舌が乳首に触れた瞬間、彼女は「あぁっ!」と叫び、背中を反らせた。温かく柔らかな舌が、硬く尖った乳首を丁寧に愛撫する。ちゅぱっ、ちゅぷっと音を立てながら、悠斗は彼女の反応を確かめるようにゆっくりと舐め続けた。美咲の頭は真っ白になり、夫との淡白な性生活では味わったことのない快感に溺れていく。「もっと…もっと…」心の中で叫びながら、彼女は自分でも気づかぬうちに腰をくねらせていた。
悠斗の手はさらに下へと滑り、彼女のスカートを脱がせた。黒いレースのパンティが露わになり、すでに湿り気を帯びているのがわかった。「美咲さん、こんなに濡れてる」悠斗の声には少しの驚きと、満足げな響きがあった。彼女は恥ずかしさで顔を覆ったが、体の奥から溢れる欲求は抑えきれなかった。悠斗の指がパンティの上から秘部を撫でると、くちゅっと淫らな音が響いた。「んんっ…!」美咲は声を抑えきれず、シーツをぎゅっと握りしめた。
「ゆっくり楽しみましょうね」悠斗はパンティを下ろし、彼女の最も敏感な部分を露わにした。美咲は恥ずかしさで目を閉じたが、悠斗の温かい息が秘部に触れると、思わず腰が浮いた。彼の舌がそっとクリトリスに触れた瞬間、電撃のような快感が彼女を貫いた。「あぁぁっ!だ、だめっ…!」美咲は叫んだが、悠斗は構わず舌を動かし続けた。ねっとりと、丁寧に、彼女の秘部を愛撫する。舌先がクリトリスを転がし、時には強く吸い、時には優しく舐める。そのリズムに、美咲の体は完全に支配されていた。
絶頂の連鎖
悠斗の指が秘部に滑り込むと、美咲は「あぁぁっ!」と叫び、背中を大きく反らせた。温かくしなやかな指が、彼女の内部をゆっくりと探る。ぐちゅ、ぐちゅと濡れた音が部屋に響き、美咲の羞恥心をさらに煽った。「気持ちいい?」悠斗の声は穏やかだが、どこか支配的な響きがあった。美咲は頷くことしかできず、快楽の波に飲み込まれていく。
彼の指は巧みに動き、彼女の最も感じる場所を的確に見つけた。Gスポットを刺激されると、美咲は「そこっ…だめっ…!」と叫び、腰を震わせた。悠斗は微笑みながら、さらに舌でクリトリスを愛撫し続ける。指と舌の同時攻撃に、美咲の体は限界を迎えた。「あっ、イクっ…!」彼女の叫び声とともに、初めての絶頂が彼女を襲った。体がビクビクと痙攣し、頭が真っ白になるほどの快感。夫とのセックスでは決して味わえなかった、圧倒的な解放感だった。
しかし、悠斗はそこで止めなかった。「まだまだ、これからだよ」彼は囁き、彼女の秘部に再び舌を這わせた。絶頂の余韻で敏感になっているクリトリスを、容赦なく舐め上げる。美咲は「だめっ、待って…!」と叫んだが、体の反応は正直だった。2度目、3度目の絶頂が立て続けに訪れ、彼女はシーツを掴みながら喘ぎ続けた。夫にこんなに愛されたことはなかった。悠斗の奉仕は、彼女の心と体の渇きを満たしていく。
禁断の欲求
何度も絶頂を迎えた美咲だったが、体の奥で新たな欲求が疼き始めた。前戯だけでは物足りない。もっと深い、もっと強い快楽を求めてしまう。「悠斗さん…」彼女は震える声でつぶやいた。「もっと…欲しい…」その言葉に、悠斗の目が一瞬鋭く光った。「美咲さん、だめですよ。本番は…」彼は一瞬躊躇したが、美咲の懇願するような瞳に抗えなかった。
「本当にいい?」悠斗の声は低く、どこか試すような響きがあった。美咲は頷き、夫への罪悪感を押し殺した。「お願い…あなたのが欲しい…」その言葉に、悠斗は静かに微笑み、自身の服を脱ぎ始めた。彼の引き締まった体、硬くそそり立つ欲望が露わになると、美咲の心はさらに高鳴った。夫とは比べ物にならない、若々しく力強い姿。彼女は自分から足を開き、彼を求めた。
悠斗はゆっくりと彼女に覆いかぶさり、熱い先端を秘部にあてがった。「ゆっくり入れるよ」彼の声に導かれ、彼女は深く息を吸った。ずぶりと入ってくる感覚に、美咲は「あぁぁっ!」と叫んだ。久しぶりの充足感。悠斗の動きは優しく、しかし力強く、彼女の体を満たしていく。ぐちゅ、ぐちゅと淫らな音が響き、彼女の理性は完全に溶けていた。
「美咲さん、気持ちいい?」悠斗の声が耳元で響き、彼女は「うん…すごい…!」と喘ぎながら答えた。彼の腰の動きが速くなり、深いところを突かれるたびに、彼女の体は快楽の波に揺れた。夫との淡白なセックスでは決して味わえなかった、圧倒的な快感。悠斗の動きに合わせ、彼女も無意識に腰を動かし、彼をさらに深く求めた。
堕ちる瞬間
悠斗の動きは次第に激しくなり、美咲は絶頂の連鎖に飲み込まれていた。「あっ、イクっ…!」彼女の叫び声とともに、強烈な快感が彼女を貫いた。悠斗もまた、彼女の反応に煽られ、限界を迎えていた。「美咲さん…!」彼の声が低く響き、熱いものが彼女の内部に放たれた。その瞬間、彼女は夫への裏切りを忘れ、ただ快楽に溺れた。
行為が終わり、2人はベッドに横たわった。美咲の心は複雑だった。夫への罪悪感、しかしそれ以上に、満たされた喜びが彼女を包んでいた。「また…会いたい」美咲は小さな声でつぶやいた。悠斗は微笑み、彼女の手を握った。「いつでもお待ちしてますよ、美咲さん」
それからというもの、美咲は女性用風俗に通うようになった。夫に内緒で、悠斗との逢瀬を重ねるたびに、彼女の心と体は彼に溺れていった。セックスレスの寂しさは消え、彼女は自分を女性として取り戻した。だが、その裏で、夫との関係はますます冷え込み、彼女の心は快楽と罪悪感の間で揺れ動くのだった。
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