R18

禁断の夜の果てに

官能小説
記事内に広告が含まれています。※この物語はフィクションです。登場人物や出来事はすべて架空のものであり、実在の人物や団体とは一切関係ありません。性的描写を含むため、18歳未満の方は閲覧をご遠慮ください。

1. 旅立ちの朝、不安の芽生え

僕の名前は悠斗、32歳。妻の美咲は28歳で、結婚して3年になる。彼女は華奢な身体に長い黒髪、吸い込まれそうな大きな瞳を持つ女性だ。普段は控えめで優しい性格だが、時折見せる小悪魔的な笑顔に、僕はいつも心を奪われる。そんな美咲が、親友の彩花と二人で温泉旅行に出かけると言い出したのは、1週間前のことだった。

「彩花と久しぶりにゆっくり話したいの。温泉でリフレッシュしてくるね!」美咲はそう言って、キラキラした目で僕を見つめた。心配性の僕は、彼女がどこにいるのか、誰といるのか、常に知っていたいタイプだ。それでも、彼女の楽しそうな姿を見ると、反対する気にはなれなかった。「いいよ、楽しんできて。でも、ちゃんと連絡してね。どこにいるか、どんな状況か、逐一教えてよ」と念を押した。美咲は「うん、わかった! 悠斗ってほんと心配性なんだから」と笑い、軽くキスをしてくれた。その感触が、僕の胸に温かく残った。

旅行当日、僕は美咲を駅まで送った。彼女は白いワンピースに麦わら帽子という、夏らしい装いで、彩花と手を振って電車に乗り込んだ。「じゃあ、行ってくるね!」という彼女の声が、ホームに響いた。僕は手を振り返しつつ、なぜか胸の奥に小さな不安が芽生えるのを感じた。

2. 電話の向こうの不穏な声

その夜、9時を過ぎた頃、僕は美咲に電話をかけた。彼女たちは温泉旅館に到着しているはずだ。電話はすぐに繋がったが、バックグラウンドで何やら騒がしい音が聞こえた。笑い声、ガヤガヤとした話し声、そして…男の声?「美咲、どこにいるの? なんか騒がしいね」と尋ねると、彼女は少し慌てたような声で答えた。「あ、ごめん、旅館のラウンジにいるの。彩花と飲んでて…ちょっと賑やかでさ」「男の声が聞こえたけど…誰かいるの?」「え、うそ、気のせいじゃない? 彩花と二人だけだよ!」彼女の声は明るかったが、どこか不自然だった。そして、突然、「あ、ごめん、彩花が呼んでるから切るね!」と一方的に電話が切れた。

その瞬間、僕の胸に冷たいものが走った。気のせいかもしれない。でも、あの男の声は確かに聞こえた。低くて、どこか馴れ馴れしい声。美咲の慌てた口調も、普段の彼女らしくなかった。僕は何度も電話をかけ直したが、彼女は出なかった。LINEを送っても既読にならない。夜が深まるにつれ、僕の頭の中は最悪の想像で埋め尽くされた。美咲が他の男と…そんなわけない。彼女はそんな人じゃない。でも、あの声、あの慌てた様子は、僕の心を締め付けた。

3. 温泉の誘惑、揺れる心

一方、美咲は旅館の温泉で、彩花と二人、熱い湯に浸かっていた。湯気の中で、彼女の白い肌がほんのり桜色に染まる。「ねえ、美咲、悠斗さんってほんと心配性だよね。昨日も電話でめっちゃ質問してたでしょ?」彩花が笑いながら言う。美咲は少し困ったように微笑んだ。「うん、ちょっとね。でも、愛されてるって感じるから、まあいいかなって」彼女はそう言いながら、昨夜のことを思い出していた。

昨夜、ラウンジで彩花とカクテルを飲んでいたとき、隣のテーブルにいた二人の男性が話しかけてきた。30代半ばくらい、遊び慣れた雰囲気の二人組だ。「お姉さんたち、二人で旅行? いいね、楽しそうじゃん。一緒に飲まない?」と、軽いノリで絡んできた。彩花はノリが良く、「えー、いいじゃん、ちょっとだけなら!」と笑いながら応じた。美咲は少し戸惑ったが、彩花の勢いに押されて、軽く話を合わせていた。そのとき、悠斗からの電話が鳴ったのだ。男たちの笑い声が聞こえたのはそのせいだった。美咲は咄嗟に「彩花と二人だけ」と嘘をついてしまった。悠斗の心配性を知っていたからだ。でも、電話を切った後、彼女の心には小さな罪悪感と、なぜか高揚感が混じり合っていた。

4. カラオケルームの禁断の夜

その夜、彩花の提案で、男たちと一緒に旅館のカラオケルームに行くことになった。美咲は最初、断ろうとした。でも、彩花の「せっかくの旅行なんだから、楽しまなきゃ!」という言葉と、アルコールのほろ酔い気分が、彼女の心のブレーキを緩めた。カラオケルームは薄暗く、ソファに座った美咲の隣に、一人の男、健太が腰を下ろした。健太は背が高く、鍛えられた身体に自信たっぷりの笑顔を浮かべていた。「美咲ちゃん、めっちゃ可愛いね。旦那さん、幸せ者だな」と囁く彼の声は、低く、どこか誘惑的だった。

美咲の心臓はドキドキと高鳴った。悠斗以外の男にこんな風に囁かれるのは、結婚して初めてのことだった。彼女の頭の中では、「だめ、こんなのいけない」と理性が叫んでいたが、身体は別の反応を示していた。健太の手が、ソファの背もたれ越しに、彼女の肩に軽く触れた。その瞬間、電流のような感覚が美咲の背筋を走った。彼女の頬は赤くなり、息が少し荒くなった。「や、ちょっと…」と小さな声で抗議したが、健太はニヤリと笑い、「緊張しなくていいよ、ただ話したいだけ」と囁いた。

カラオケの曲が流れ、彩花はもう一人の男、翔とデュエットを歌いながら盛り上がっていた。美咲は健太の視線を感じながら、グラスを手に持つ指が震えるのを感じた。彼の手は、肩からゆっくりと背中に滑り、まるで彼女の反応を試すように、軽く撫でた。美咲の身体は熱くなり、頭がぼうっとした。彼女は目を閉じ、悠斗の顔を思い浮かべようとした。でも、健太の吐息が耳元で感じられ、彼女の理性はさらに揺らいだ。

「美咲ちゃん、こんな綺麗な肌、旦那さん以外に見せないなんてもったいないよ」健太の声は甘く、危険だった。彼の手は、彼女の背中から腰へと移動し、ワンピースの薄い生地越しに、彼女の曲線をなぞった。美咲は息を呑み、身体が勝手に反応してしまうのを止められなかった。下腹部に熱いものが広がり、彼女の太ももが無意識に擦れ合った。「だ、だめ…私、結婚してるから…」彼女の声は弱々しく、ほとんど抗議になっていなかった。

健太は彼女の耳元でさらに囁いた。「誰も見てないよ。ちょっとだけ、楽しもう?」彼の指は、ワンピースの裾をそっと持ち上げ、彼女の太ももに触れた。美咲の身体は震え、頭の中は真っ白になった。彼女は目を閉じ、抵抗する力を失っていくのを感じた。健太の手はさらに大胆になり、彼女の内ももをゆっくりと撫で上げ、ショーツの縁に指をかけた。その瞬間、美咲は小さな声を漏らし、身体をビクンと震わせた。

美咲はカラオケルームで、健太の手が彼女の最も敏感な部分に触れたとき、とうとう小さな喘ぎ声を漏らしてしまった。彼女の身体は、理性とは裏腹に、快感に反応していた。健太の指は、ショーツの布越しに、彼女の濡れた部分をゆっくりとなぞった。「美咲ちゃん、こんなに感じてるんだ。旦那さんには内緒だよ」と彼は囁き、彼女の首筋に唇を這わせた。美咲の身体は熱く、頭の中は快楽の霧に包まれていた。彼女は、悠斗のことを思い出しながらも、健太の愛撫に抗えず、身体を預けてしまった。

健太は彼女のショーツをゆっくりと下ろし、露わになった彼女の秘部に指を滑らせた。美咲は声を抑えようとしたが、漏れる喘ぎ声は止まらなかった。彼の指は巧みに動き、彼女の最も敏感なポイントを刺激した。美咲の身体は波打つように震え、快感の波に飲み込まれていった。「あ…だめ…こんなの…」彼女の声は切なげで、しかしどこか甘かった。健太は彼女の反応を楽しみながら、ゆっくりと彼女の身体をソファに押し倒した。

その夜、美咲は健太と一線を越えた。カラオケルームの薄暗い空間で、彼女の身体は彼のものになった。健太の動きは力強く、情熱的で、美咲は自分でも信じられないほど激しく反応してしまった。彼女の頭の中では、悠斗への罪悪感と、快楽への渇望がせめぎ合っていた。でも、身体は正直だった。彼女は健太の動きに合わせて腰を動かし、声を上げ、快感の頂点に達した。

5. 帰宅後の秘密と疑念

一方、悠斗は自宅で、想像の中で美咲が他の男に触れられている姿に苛まれていた。彼女が電話に出ない理由、男の声の正体、すべてが彼の心を締め付けた。深夜、ようやく美咲からLINEが来た。「ごめん、昨日は酔って寝ちゃった! 今朝は温泉入ってリフレッシュしてるよ。心配しないで!」というメッセージだった。でも、悠斗の心は晴れなかった。彼女の言葉は本当なのか? それとも、彼女は今、別の男の腕の中で…? 彼の頭の中は、嫉妬と欲情が混ざり合った危険な妄想でいっぱいだった。

美咲は温泉に浸かりながら、昨夜のことを思い返していた。彼女の心は、罪悪感と解放感で揺れていた。悠斗に嘘をついたこと、知らない男に身体を許してしまったこと。それでも、彼女の身体は昨夜の快感を覚えていて、思い出すたびに下腹部が熱くなるのを感じた。彩花は隣で無邪気に笑い、「昨夜、楽しかったね! 健太たち、めっちゃノリ良かったじゃん!」と言った。美咲は微笑みながら、「うん…ちょっとね」とだけ答えた。

悠斗は、帰宅した美咲を迎えたとき、彼女の笑顔に何か違うものを感じた。彼女はいつも通り優しく、愛情深く接してくれた。でも、彼女の瞳の奥に、隠された秘密があるような気がしてならなかった。「旅行、楽しかった?」と聞くと、彼女は「うん、すっごくリフレッシュできた!」と答えた。その声は明るかったが、悠斗の心には、消えない疑念が残った。そして、夜、ベッドで彼女を抱いたとき、彼女の身体がいつもより熱く、敏感に反応するのを感じた。それは、愛の証なのか、それとも…?

美咲の心は、悠斗への愛と、健太との一夜の記憶の間で揺れていた。彼女は悠斗を愛している。でも、あの夜の快感は、彼女の中に新たな欲望を目覚めさせた。彼女は、悠斗にすべてを話すべきか、それともこの秘密を胸にしまっておくべきか、決められずにいた。そして、悠斗もまた、彼女の変化を感じながら、真相を知りたいと願いつつ、知るのが怖いという矛盾に苛まれていた。

二人の夜は、これからも続く。でも、その裏には、互いの心に隠された秘密が、静かに息づいているのだった。

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